クローズアップ現代 NHK6月9日(月)放送 大丈夫か?ニッポン株式市場 今、日本の株式市場の足下が大きく揺れている。「市場が閉鎖的」「企業が株主を軽視している」。日本株を買い支えてきた外国人投資家から厳しい批判が噴出。国内からも企業の経営姿勢を問題視する声が挙がっている。サブプライムローン問題が明らかになってから、とりわけ落ち込みが目立った日本の株価。投資家の中にはすでに日本株への投資を減らし、新興国などにシフトする所も増えている。 さらに「上場しても十分な資金が集まらない」として、新規上場を取りやめる企業が続出。日本市場の国際競争力の低下を懸念する声が高まっている。日本株式市場が抱える課題と復活の糸口を探る。
大丈夫じゃないだろう。根本にあるのは、日本企業に充満する「ステークホルダー主義」。会社は株主のものだと法律で決まっているに拘わらず、従業員や顧客のためだとする「集団幻想」が日本の企業社会を支配している。「これでニッポンは法治国家なのか?」とする疑問が出るのも当然。戦後のある時期、この幻想のおかげで日本企業は発展したが、もとより長続きするものではない。幻想で成り立つ企業社会は危うい。
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